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Update 2010-10-20
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| 放射線量 モニタリングポスト 子供への影響 |
放射線の量は随時市町村その他から発表されています。
多くはモニタリングポストと呼ばれるもので計測した値になっています。
単位はグレイ毎時ですから、ダイレクトにシーベルトには置き換えられませんが、通常はイコールと考えても差し支えないでしょう。(アルファ線・中性子線は少ないとし、放射線量としてのみ換算した場合)
テレビなどではそれらは、1時間、何の防備もせずに外にいると浴びる放射線の量だと解説しています。
だから、大丈夫なのだと言っているようですが・・・
残念。
嘘です。
まず、モニタリングポストの位置で、ということです。
計っている位置にでないと、計った通りの放射線量は受けられません。
計っていないところは、それより高いかもしれないですし、低いかもしれません。
当たり前だと言われそうですね。
ですが、それはどんな位置かというと、空中なのです。
大気中の放射線量(空中線量)を計るのがモニタリングポストなのですから。
どこにあるかというと、結構な高さにあります。
地上7メートルくらいのものや、1.5メートルくらいのもあるようです。
他に、移動式などもあってそれだと1メートルくらいなのですが、大抵はビルの屋上に設置しています。
なぜ、空中を計っているかというと、放射能漏れがあると、まず大気に拡散するからで、それを観測することで放射能が漏れたかどうかが分かるからなのです。
これが増えるようだと問題ですが、減少傾向にある場合はあまり重要ではないでしょう。
大量に放射能がばら撒かれると、それらは自然に落下したり、雨などで大気中からなくなったりしています。
そうなれば大丈夫でしょうか。
違います。
全部、地面に落ちている(崩壊して消えている分もありますが)のであって、それについてはモニタリングポストでは計測していないだけです。
実際、地面の放射線量はモニタリングポストの数値より格段に高くなっています。
少し前に、IAEAは地面の表面の放射線量を発表し、政府は厚さ10センチの土壌全ての放射線量を発表しました。
これは別のものを調べているのですから、どちらが良い(正確)というものではありません。
砂ぼこりのように舞い上がるのはどちらでしょうか。
問題は、すぐに舞い上がるくらい地面のごく表面の放射線量なのです。
では、モニタリングポストの位置にいたら、その線量を受けるというのが正しいのでしょうか。
違います。
読み返していただくと分かりますが、「いたら」とは書いていません。
「その位置だったら」の話でした。
そこにいるのなら、息をしてはダメです。
モニタリングポストは外の放射線を計っているだけで、呼吸はしていないものですから、内部被曝を考慮していないのです。
自然被曝では、外部被曝に対して内部被曝がおよそ2倍(3:7)となっています。
これは大気中のラドンと、食物に含まれる炭素やカリウムなどの影響が大きいためです。
チェルノブイリ事故では外部被曝量と内部被曝量はほぼ同じ線量だったそうです。(累積被曝だと解釈していますが、詳細は不明です。ソースは中部大学)
つまり、1ミリシーベルト(毎時)のところに1時間いると、防護手段が何もない場合、内部被曝が少なくとも1ミリシーベルトになり、外部被曝と合わせて2ミリシーベルトを受けることになります。
なお、放射能の種類(放射性物質の崩壊の種類)によっては更に内部被曝の程度が大きくなる可能性があります。
ですから、呼吸をしてしまうと、モニタリングポストの線量の少なくとも倍の被曝になってしまうのです。
内部被曝しないように、濡らしたタオルなどで口や鼻を塞いだ方が良いというのはこのためです。
とはいえ、小さな子供の口や鼻をタオルで塞ぐと窒息の危険もありますから、十分注意して行うか、別の方法を考えた方がいいでしょう。
甲状腺ガンの原因であるヨウ素131は外部被曝などではなく、内部被曝こそが問題なのです。
他の放射能も筋肉や骨に蓄積されると影響が出るのですから同じですね。
大気中だけでなく、地表に落ちてたものでも、すぐに舞い上がるようなら問題なのです。
これは地面のごく表面が問題であって、地面より下にあるなら直接的影響はないということになりす。
ただし、野菜への影響は残りますし、牧草を通して家畜や牛乳などへの影響も出ますから、問題がなくなるということではありません。
埃が舞う量は地面に近いほど多いのは誰でも知っています。
大人と子供では、地面に近い(特に鼻や口)のはどちらでしょうか。
大人は余程のことがない限り、砂遊びをしません。
農耕やガーデニングでもなければ、土を弄ったりもしません。
ですが、子供(小さいほど)はそういうことが大好きで、しゃがんで砂遊びや泥遊びをしたり地面に絵を描いたりしますし、草などを集めてきて遊んだりもします。
ヨウ素131など放射性物質や放射線の影響が強く出る小さい子供ほど、地面に近いところで呼吸し、遊んでいるのです。
夏の熱中症でも、大人は地面から遠く、子供は地面に近いため、熱を受けやすいとされています。
それくらい地面の影響がずっと強いのが子供なのです。
最初に書いた、モニタリングポストの数値は1時間いたら受ける線量というのが嘘だというのは、呼吸をせずに空中にいた場合の線量だったからなのです。
モニタリングポスト自体、数値が上がらなければ気にする必要すらありません。
大気中の放射能は新たな漏洩がないとした場合、通常と大差ないかもしれません。
大気は流れているはずなのに、一定の数値となっているのですから、モニタリングポストの数値は、環境放射線と地面からの放射線によるものではないでしょう。
電磁波分については距離の二乗に反比例しますし、アルファ線・ベータ線などは地面から到達しないでしょうから、地面ではかなりの放射線量になることが予想されます。
重要なのは、地表の放射線量に注意することなのでした。
追記
福島県学校等環境放射線
この値なら問題ないかもしれません。
子供の場合、地面に近いこと、土や砂で遊ぶこと、同じ放射線量でもガンのリスクが大人の8倍だそうですので、絶対に安全という保証は誰もできないとは思いますが。
測定方法が不明ですが、グラウンドの地表では浸みこんだために測定されないのかもしれません。
それであれば、人体には影響がないということになるでしょう。
(グラウンドでは農耕はしませんから)
福島市住宅地での放射線測定4/15
見えにくいですが、拡大してみると単位がマイクロシーベルトで、地表で最大21.48μSvになっています。
大人には大丈夫ですが、小さな子どもには危ないかもしれません。
カウンターを持っている人の数値と、公的機関の数値とはかなりの差があります。
なお東京都内でも地表では6マイクロシーベルト超などというものもあります。
福島県北部エリア放射線レベルマップ(福島大学放射線計測チーム)
この計測は、かなり信用性の高い測定ではないかと思います。
これによると69.1マイクロシーベルトというのが最大で、これは危険レベルかもしれません。
測定はアスファルト上で行われたものです。
土壌と違い浸みこまないため流れると思われがちですが、どうやらアスファルトは放射能を吸着するのかもしれません。
チェルノブイリ事故に関しても、アスファルトの値が高いようです。
このあたりは花粉に似ています。
花粉は土の場合、着地すると再度飛びにくいため花粉症になりにくく、コンクリートやアスファルトの都会ほど何度も飛散するため、発生現の付近より花粉症を起こしやすいのだそうです。
東京はアスファルトやコンクリートが多く地面が少ないから良かったと書いている人がいました。
どうやら逆のようです。
更に追記
政府は福島県内の学校などでの放射線限度を年間20ミリシーベルトとしました。
これには賛否両論があります。
少なくとも、被曝限度を超えそうだから限度の方を上げてしまおうという態度が見えると信じられなくなるのは当然でしょう。
非加熱血液製剤などのように安全としたものが後にそうではなかった例もあります。
ヨウ素131についてはかなり減っていると思われますので、きちんと線量を計測し、高い場合は表土を削ってしまうなどの処置も必要でしょう。
また、グラウンドの表土の除去作業が行われていますが、政府はこれを必要ないとしています。
当然ですね。
IAEAが表土を計測して危険と判断した際に、政府は表土だけでなくその下の土も含めて計測し(当然線量は下がります)、詳細な計測をしているのだから問題ないとしたのですから。
表土だけを除去して安全性が高まったのでは、IAEAが正しかったと言っているようなものです。
まあ、最初から分かっていたことですが。
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